りんどう妊活アドバイザーに相談しよう!
何からはじめたらいいかわからない
妊活ライフの不安
パートナーとの取り組み方
どんな小さなことでも構いません
まずはお気軽にご相談ください
女性のカラダ相談室

妊婦健診で血圧の上昇を指摘され、「妊娠高血圧症候群かもしれない」と言われて不安になっていませんか?
重症化すると母体だけでなく赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性がありますが、定期的な健診と適切な管理によってリスクを軽減できるケースも少なくありません。
この記事では、妊娠高血圧症候群の原因や症状、赤ちゃんへの影響、予防のポイントについて分かりやすく解説します。
【この記事の監修医師】
片山 典子
りんどうオンラインクリニック 産婦人科医
片山産婦人科 院長
経歴
2005年に医師免許取得。岡山県内、鳥取県内の総合病院で産婦人科医を歴任し、2021年より片山産婦人科に勤務(現院長)。2023年より、りんどうオンラインクリニックの産婦人科医を務める。
監修医からのコメント
全ての女性がココロもカラダも健やかに過ごすことができ、家族全員、そして地域全体の人々の健康につながるようサポートできればと思っています。今ある症状を改善するだけでなく、日々の生活習慣を見直し、根本から「不妊にならない」「病気にならない」「病気を繰り返さない」カラダづくりを目指す支援をしていきます!
【この記事でわかること】
目次
妊娠高血圧症候群は、妊娠中または産後に高血圧がみられる病気です。妊娠20週以降から分娩後12週までに高血圧がみられる場合や、高血圧にたんぱく尿を伴う場合などに診断されます。
以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていましたが、研究が進む中で、主な問題は「胎児からの毒素」ではなく血管や胎盤の働きに関わる異常だと考えられるようになりました。そのため、2005年に「妊娠高血圧症候群」という名称へ変更されています。
ちなみに、妊娠中毒症は高血圧・むくみ・たんぱく尿の3つのうち、いずれかがあれば診断されていました。しかし、むくみは多くの妊婦さんにみられるため、現在は診断基準から外されています。
妊娠高血圧症候群はなぜ発症するのか、考えられる原因やなりやすい人の特徴を解説します。
妊娠高血圧症候群の根本的な原因は明らかになっていませんが、妊娠初期に胎盤がうまく形成されないことが引き金になると考えられています。胎盤が十分に機能しないと、胎児へ届けられる栄養や酸素が不足しやすくなります。母体はその状況を補うために子宮や胎盤への血液量を増やそうとし、その結果として血圧が上昇すると考えられています。
以下の特徴に当てはまる人は妊娠高血圧症候群になりやすい傾向がみられます。
該当する項目があるからといって、必ず発症するわけではありません。ただし、リスクを把握しておくことで、妊婦健診や日々の体調管理をより丁寧に行いやすくなります。
妊娠高血圧症候群を発症するとどのような症状がみられるのでしょうか。
多くの場合、自覚症状はありませんが、最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上になることで高血圧と判断されます。
体重の増加が見られた場合、血圧の上昇を伴っていないか確認しましょう。
上記の代表的な症状が現れているにもかかわらず、治療や日常生活の改善をせず放置しておくと、以下のように重症化に至るサインが出現してくるケースもあります。
下記の症状が現れた場合、重篤な状態に陥る危険性もあるため早急に病院を受診してください。
※以下の症状は脳出血などが疑われる場合があるため、すぐに救急車を呼んでください。
妊娠高血圧症候群が進行すると、母体の臓器や胎盤への血流に影響が出ることがあります。重症化した場合は、母体と赤ちゃんを守るために、入院管理や緊急帝王切開などの対応が必要になることもあります。
妊娠高血圧症候群が重症化すると、血圧の上昇によって血管や臓器に大きな負担がかかります。特に脳出血やけいれん発作(子癇)は、母体の命に関わることもあるため注意が必要です。
また、肝臓や腎臓の機能が低下し、入院管理や緊急対応が必要になる場合もあります。
胎盤への血流が悪くなると、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が届きにくくなります。その結果、赤ちゃんの発育が遅れる胎児発育不全(FGR)や早産のリスクが高まります。また、胎盤が出産前にはがれてしまう胎盤早期剥離が起こると、母体と赤ちゃんの安全を守るために緊急対応が必要になる場合があります。
血圧の測定は自宅でも手軽にできますが、病院での健診では検尿を行い、尿にたんぱくが出ていないかを調べることができます。尿たんぱくは腎臓への負担を知る手がかりのひとつであり、早期発見につながります。
妊婦健診を欠かさず受けることが、母体と赤ちゃんを守る第一歩です。
症状が軽い場合は安静や定期受診によって経過を見ながら管理します。必要に応じて、生活習慣の見直しや家庭での血圧測定を行います。
血圧が高い状態が続く場合は、妊娠中でも使用できる降圧薬が処方されることがあります。薬の種類や量は、母体と赤ちゃんの状態を見ながら医師が判断します。
薬を飲むことに不安がある方も多いですが、処方薬を自己判断で中止すると血圧のコントロールが難しくなることがあります。不安がある場合は、服用をやめる前に必ず医師へ相談してください。

妊娠高血圧症候群を完全に防ぐ方法はありませんが、生活習慣を整えることでリスクを抑えやすくなります。食事、体重、休息の3つを意識しましょう。
1.塩分の摂り過ぎに注意
塩分はミネラルの一種であり体に欠かせないものですが、精製塩は加工の過程で体に必要な様々なミネラルが除去されています。
そのため、精製塩の摂りすぎは血圧上昇につながることがあります。極端な減塩ではなく、天然塩の摂取を意識しながら以下のポイントを参考に無理のない範囲で薄味を心がけましょう。
腎臓の病気がある方は、カリウムの摂り方に注意が必要な場合があります。持病がある場合や食事制限を受けている場合は、医師や管理栄養士に相談しましょう。
2.たんぱく質や野菜をしっかり摂る
母体と赤ちゃんのために、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む豆類、ゴマ、海藻類、野菜、魚、きのこ類、芋類などを選び、体づくりに必要な栄養を摂りましょう。
献立例は以下の通りです。
妊娠中の体重増加量は、妊娠前の体型(BMI)によって目安が異なります。自分に合った範囲を確認しましょう。
BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。(例:48.5÷1.55÷1.55=BMI 20.1)
| 妊娠前のBMI | 体重増加量の目安 |
|---|---|
| 18.5未満 | 12~15kg |
| 18.5~25.0未満 | 10~13kg |
| 25.0~30.0未満 | 7~10kg |
| 30.0以上 | 個別対応 |
1週間で500g以上の急激な体重増加は、むくみや血圧上昇につながることがあります。毎日決まった時間に体重計に乗り、グラフやアプリに記録して変化を可視化しましょう。
増え過ぎているときは食事の内容を見直し、必要に応じて医師や助産師、管理栄養士に相談しながらコントロールしていきましょう。
睡眠不足は交感神経を刺激し、血管の収縮や血圧上昇につながることがあります。できるだけ生活リズムを整え、7~8時間程度の睡眠を確保できるようにしましょう。
お腹が張ったり、だるさを感じたりしたときは、無理をせず横になって休むことも大切です。このとき、くれぐれも体を冷やさない工夫をしてください。
不安な気持ちをひとりで抱え込む必要はありません。パートナーや家族、助産師さんに話を聞いてもらったり、好きな音楽を聴いたりして、心穏やかに過ごせる時間を作りましょう。

妊娠高血圧症候群と診断されると、出産方法や産後の経過、次の妊娠への影響などが気になる方も多いでしょう。よくある疑問にお答えします。
A.出産して胎盤が体の外に出ると、多くの場合、産後1~3ヶ月以内に血圧は自然と正常に戻ります。ただし、産後もしばらく血圧が高い状態が続くこともあるため、医師の指示に従って経過を確認しましょう。
A.自然分娩が可能かどうかは、血圧の程度、妊娠週数、赤ちゃんの状態、母体の合併症の有無などによって異なります。症状が軽度で母体と赤ちゃんの状態が安定していれば、自然分娩が可能なこともあります。
A.次の妊娠でも再発する可能性があります。ただし、すべての方が再発するわけではなく、健康状態や妊娠経過によって異なります。
A.塩分は体に必要なものなので、完全に控える必要はありません。極端に減らし過ぎると、体液のバランスが崩れ、だるさやめまい、脱水症状につながる恐れがあります。
大切なのは、さまざまなミネラルが含まれる天然塩の摂取を意識し、無理なく続けられる薄味の食事を心掛けることです。

妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降から分娩後12週までに高血圧がみられる病気です。自覚症状が乏しいこともあるため、妊婦健診で早期に見つけ、血圧や体調の変化をこまめに確認することが大切です。
高血圧に気づかずそのまま過ごしていると、母体だけでなく赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性があります。妊娠高血圧症候群は、血管の働きや胎盤の状態、もともとの体質など、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症すると考えられているため、完全に防ぐことは難しいとされています。だからこそ、ご自身を責めるのではなく、これからの管理に目を向けることが大切です。
漢方サロンりんどうでは、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせて妊娠しやすい体づくりをサポートする「妊娠力が爆上がりする体質改善プログラム」をご用意しています。妊娠に向けて体調を整えたい方や、妊娠中の不調が不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。
何からはじめたらいいかわからない
妊活ライフの不安
パートナーとの取り組み方
どんな小さなことでも構いません
まずはお気軽にご相談ください
© Copyright 2026 漢方サロンりんどう【公式】妊活や不妊のご相談はおまかせください. All Rights Reserved.

