妊娠初期症状はいつから現れる?生理前との違いや受診の目安を解説

妊娠を希望している方や、予定日を過ぎても生理が来ない方の中には、「これって妊娠の初期症状なのかな?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
妊娠初期には、眠気やだるさ、胸の張り、吐き気、下腹部の違和感など、さまざまな体調の変化が現れることがあります。しかし、これらの症状は生理前の不調(PMS)とも似ているため、症状だけで妊娠を判断することはできません。
この記事では、妊娠初期症状が現れる時期や代表的な症状、生理前との違い、妊娠検査薬を使うタイミング、産婦人科を受診する目安についてわかりやすく解説します。

【この記事の監修医師】
片山 典子
りんどうオンラインクリニック 産婦人科医
片山産婦人科 院長

経歴
2005年に医師免許取得。岡山県内、鳥取県内の総合病院で産婦人科医を歴任し、2021年より片山産婦人科に勤務(現院長)。2023年より、りんどうオンラインクリニックの産婦人科医を務める。

監修医からのコメント
全ての女性がココロもカラダも健やかに過ごすことができ、家族全員、そして地域全体の人々の健康につながるようサポートできればと思っています。今ある症状を改善するだけでなく、日々の生活習慣を見直し、根本から「不妊にならない」「病気にならない」「病気を繰り返さない」カラダづくりを目指す支援をしていきます!

【この記事でわかること】

妊娠初期症状はいつから現れる?

「妊娠したかも」と感じる変化は、いつごろから現れるのでしょうか。

妊娠初期とは妊娠15週ごろまでの時期

妊娠週数は「最終月経の開始日」を0週0日として数えます。妊娠0〜3週は妊娠1カ月、4〜7週は妊娠2カ月にあたります。
妊娠初期は一般的に妊娠15週(4ヶ月の終わり頃)までを指します。
妊娠4週ごろが生理予定日付近にあたるため、生理が来ないことで妊娠に気づく頃には妊娠5~6週前後になっていることが多いでしょう。

早い人では生理予定日前後から変化を感じることもある

受精卵が子宮内膜に着床すると、妊娠を維持するホルモン分泌が始まり体にも少しずつ変化が現れます。ただし、症状の有無や現れる時期、症状の強さには大きな個人差があります。症状がないから妊娠していないとは限らず、逆に症状があるから妊娠しているとも言い切れません。

妊娠初期に見られる主な症状

妊娠初期にみられる代表的な症状を紹介します。

生理が遅れる

妊娠にもっとも気づきやすいサインは、生理予定日が過ぎても月経が来ないことです。月経周期が比較的規則的な方は、妊娠を疑うきっかけになります。
ただし、生理の遅れはストレス、体重変化、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどでも起こり得るため、生理が遅れただけで即座に妊娠とは判断できません。

眠気・だるさ・疲れやすさ・体の熱っぽさ

妊娠初期には黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、強い眠気や倦怠感を感じることがあります。仕事中や日中に眠くなるケースもあり、風邪の時の症状と似ています。体内では大きな変化が起こっているため、無理をせず十分な休息を心がけましょう。

胸の張り・乳首の違和感

胸が張る、乳首が敏感になる、チクチクするなどの症状が現れることもあります。
ただし、生理前に同様の症状が現れることがあるため、この症状だけで妊娠かどうかを判断することは困難です。
なお、しこりや強い痛みが続く場合は別の病気の可能性もあるため、医療機関へ相談しましょう。

吐き気・胃のムカムカ・食欲の変化・好みの変化

いわゆる「つわり」が始まる方もいます。早い人では妊娠5週頃から、吐き気、胃のムカムカ、においに敏感になる、食べ物の好みが変わるなどの変化がみられます。
つわりは妊娠16週頃までに軽くなる方が多い一方で、症状がほとんどない方や妊娠中を通して続く方もおり、個人差があります。
吐き気が強く、水分が取れない場合は医療機関へ相談しましょう。

下腹部痛・お腹の張り

子宮が大きくなる準備を始めることで、軽い違和感やチクチク感を覚えることがあります。生理痛に似た痛みとして感じる方もいます。
ただし、強い痛み、片側だけの痛み、出血を伴う痛みは注意が必要です。

少量の出血・おりものの変化

着床時期に少量の出血が見られることもあります。茶色っぽい出血、ピンク色のおりもので気づく方も多いですが、出血だけで着床出血とは判断できません。
出血量が多い場合や鮮血が続く場合、腹痛を伴う場合は産婦人科を受診しましょう。

頻尿・便秘・腰痛・気分の変化

妊娠初期にはホルモンの影響で、頻尿や便秘が起こることがあります。また、腰の重さやイライラ、気分の落ち込みを感じる場合も多いです。

妊娠初期症状と生理前症状の違い

上記でご紹介した通り、体の異変は必ずしも妊娠のサインとは限らず、生理が来る前の変化であるケースも少なくありません。妊娠初期症状と生理前症状はどのようにして見分ければ良いのでしょうか?

症状だけで見分けるのは難しい

妊娠初期症状とPMSは、胸の張り、眠気、下腹部痛、イライラ、食欲の変化など共通する症状が多くあります。そのため、「いつもより強い」「いつもと違う」と感じても、症状だけで妊娠を判断することはできません。

判断のポイントは生理の遅れと妊娠検査薬

生理予定日を過ぎても月経が来ない場合は、妊娠検査薬で確認しましょう。基礎体温を測っている方では、高温期が3週間以上続くことも妊娠の可能性を示す参考になります。
ただし、最終的には妊娠検査薬と産婦人科での確認が必要です。

妊娠したかもと思ったらいつ検査する?

妊娠初期症状が見られた場合、早く結果を知りたくなるものです。どのタイミングでの検査が最適なのでしょうか。

妊娠検査薬は生理予定日の約1週間後が目安

一般的な妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を検出します。多くの製品では、生理予定日の約1週間後から使用できます。
早すぎる時期に検査をすると、妊娠をしていても陰性になる場合があるため、説明書に記載された使用時期を守りましょう。

陽性が出たら産婦人科で確認する

検査薬で陽性が出ても、正常な妊娠かどうかまでは判断できません。医療機関では子宮内に胎嚢が確認できるか、妊娠週数に問題がないかを確認します。
一般的には、妊娠5週後半〜6週前半頃の受診が目安です。異所性妊娠(子宮外妊娠)などを早期に発見するためにも、陽性反応が出たら早めに受診しましょう。

すぐに産婦人科へ相談したほうがよい症状

妊娠初期は胎盤が完成する前の大切な時期です。次のような症状がある場合は早めに医療機関に相談しましょう。

強い腹痛や出血がある

以下の症状がみられる場合、流産や異所性妊娠などの可能性もあるため、早急に医療機関を受診してください。特に強い痛みや出血量が多い場合には、夜間でもクリニックを受診しましょう。

水分が取れない・吐き気が強い

以下のような症状は脱水のサインかもしれません。

吐き気がある時は、少しずつこまめに水分を摂ることが大切です。

妊娠初期の吐き気はあるものですが、脱水が疑われる場合は我慢せず医療機関へ相談しましょう。
なお、食事ができない時に甘いものを水分で摂取しすぎると血糖値の乱高下が起きるため、果物やゼリー、アイスなどは摂取量に注意しましょう。

妊娠初期に気をつけたい生活のポイント

健康な赤ちゃんを産むためにも、妊娠初期に特に注意しておきたいポイントをご紹介します。

飲酒・喫煙を避ける

妊娠の可能性がある時点で飲酒・喫煙を控えることはもちろんですが、パートナーの喫煙による受動喫煙にも注意しましょう。

薬やサプリは自己判断で使わない

市販薬、漢方薬、サプリメントであっても、自己判断で継続・開始することは避けましょう。服薬中の薬がある場合は、処方医または産婦人科に相談してください。
また、妊娠中は葉酸の摂取が推奨されていますが、サプリメントの利用方法についても医師や薬剤師に相談すると安心です。

無理な運動や過度なストレスを避ける

日常生活を必要以上に制限する必要はありませんが、体調が悪いときは十分な休息を優先しましょう。出血や腹痛がある場合は無理をせず安静にし、症状が続く場合は医療機関へ相談してください。

妊娠初期症状に関するよくある質問

妊娠初期によくある質問を紹介します。

Q.妊娠初期症状がまったくないこともありますか?

A.あります。症状の有無には大きな個人差があり、症状がないからといって妊娠継続に問題があるとは限りません。

Q.生理予定日前に妊娠初期症状は出ますか?

A.人によっては生理予定日前後から違和感を覚えることがあります。ただし、生理前症状との区別は難しいため、妊娠検査薬を使用できる時期までは様子を見ることが基本です。

Q.妊娠検査薬が陰性でも妊娠していることはありますか?

A.検査時期が早すぎると陰性になることがあります。生理が来ない場合は数日〜1週間後に再検査し、それでも月経が来ない場合は産婦人科を受診しましょう。

妊娠初期症状だけで判断せず、検査と受診で確認を

妊娠初期には、生理の遅れ、眠気、だるさ、胸の張り、吐き気、下腹部の違和感、少量の出血など、さまざまな症状が現れることがあります。ただし、これらは生理前の症状ともよく似ているため、症状だけで妊娠を判断することはできません。

妊娠の可能性がある場合は、生理予定日の約1週間後を目安に妊娠検査薬を使用し、陽性が出たら産婦人科で確認しましょう。強い腹痛や出血、水分が取れないほどの吐き気がある場合は、我慢せずに早めに医療機関へ相談することが大切です。

妊娠初期は体調の変化が大きい時期です。不安な症状が続く場合は一人で抱え込まず、産婦人科への相談を基本としながら、体質改善や妊娠中の体調管理については漢方の専門家へ相談することもおすすめです。適切な医療とセルフケアを組み合わせながら、安心して妊娠期間を過ごせるよう心がけましょう。

「妊娠に向けて体調を整えたい」「妊娠初期の過ごし方や食生活について相談したい」「病院に行くほどではないものの、体の変化が気になる」という方は、漢方サロンりんどうの妊活オンラインサロンをご活用ください。妊活や妊娠中の体調に関する悩みを丁寧に伺い、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせたセルフケアをご提案します。

▼妊活オンラインサロンの詳細はこちら▼

 

LINEで学びながら実践できるサブスク型の妊活サービスです。
まずは1ヶ月利用してみてください。

<< 妊活の基礎知識(妊活コラム一覧)

りんどう妊活アドバイザーに相談しよう!

何からはじめたらいいかわからない
妊活ライフの不安
パートナーとの取り組み方
どんな小さなことでも構いません
まずはお気軽にご相談ください

漢方サロンりんどう
女性のカラダ相談室
女性スタッフ