7月の養生法 【7月は適度に汗をかき、月末は腹八分目を心掛けましょう】

7月7日「小暑-しょうしょ-」
梅雨が明け、暑さが本格的になる頃

・温風至(あつかぜいたる)
・蓮始開(ハスはじめてひらく)
・鷹乃学習(タカすなわちワザをならう)

7月23日「大暑-たいしょ-」
一年で最も暑くなる時期

・桐始結花(キリはじめてハナをむすぶ)
・土潤ムシ暑(ツチうるおうてむしあつし)
・大雨時行(たいうときどきにふる)

7月は冷房にあたる時間が長くなり「冷え」に注意です。シルクの腹巻やレッグウォーマーで温めて。屋内外の気温差が激しいので羽織りものでこまめに調節をしましょう。

暑さで冷たい飲食物ばかり摂ると体に余分な水分がたまり胃腸が悪くなりやすい。
元気に夏を乗り切るためには、早朝散歩や半身浴で適度に汗をかき、体の余分な水分を排出して、胃腸をいたわる配慮しましょう。

サウナはダラダラ汗をかくため水分とエネルギーを余計に失うのでほどほどに。

〈食養生のポイント〉

体は、暑くなると汗をかくことで体内の熱を逃がして体温を調節しています。
しかし、汗によって体の水分が失われると血液が濃縮し「心」に大きな負担がかかる。
「心」がダメージを受けると、動悸や不眠といった不調につながり、悪化すると心不全などの重大な病気を引きおこす要因にもなります。
そのため、体を冷やす作用があるトウモロコシ茶やスイカがおすすめです。

夏は赤い色の食材を食べると良いです。
スイカ、トマト、梅干し、あずき、クコの実、ナツメ、タコ、牛肉、豚赤身肉
で氣や血を補いましょう。

食欲が落ちた時は冷奴やそうめんなど、のどごしのよいものしか口にできないこともあります。その場合は体を温める生姜やミョウガを添えて。

○水分補給
室内にいても熱中症になることがあります。クーラーとサーキュレーターを利用して。手や足を水で濡らすだけでも体内の熱は下がります。
珈琲、お茶、アルコールは利尿作用があるため体内の水分を排出してしまいます。体の内側を乾燥させるので、液体であっても水分と考えず嗜好品と捉えて愉しみましょう。一緒に同量の水を飲んでも水分量としては±0なのです。

水分補給は、冷やしたジュースではなく、室温のナチュラルミネラルウォーターがおすすめです。
ハチミツや海の塩を舐めて電解質とミネラルを補いましょう。

○夏の土用 7月20日〜 8月7日
20日から始まる夏の土用の18日間は鰻よりも胃腸をいたわることがおすすめです。

◆まごわやさしいの食材を使った和食を腹八分目に食べる
◆10分でも早く寝る
◆くよくよ思い悩まない
◆16時間の断食をする

土用の養生は次の季節への準備となります。

朝スッキリ起きられて、行動を起こすことがおっくうにならない日々を過ごせるように、
旬の食材に助けてもらい、睡眠時間をしっかり取り、身体を動かしてストレスを発散しましょう。

りんどうの漢方薬なら『凛道』がおすすめです。
夏は血を消耗するので、血の元となる漢方薬で底上げしましょう。

揺らぎやすい女性のカラダは季節にあわせた配慮が必要です。
薬が病気を治すのではなく
自分自身の免疫力が戦って病気を防ぐのですから。

2023年7月1日 カテゴリー:健康・美容

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