【養生】8月始めは少食にして、冷房の冷え対策をしよう

●8月7日「立秋-りっしゅう-」
暦の上での秋の始まり

・涼風至(すずかぜいたる)
・寒蟬鳴(ヒグラシなく)
・蒙霧升降(ふかきキリまとう)

●8月23日「処暑-しょしょ-」
暑さが和らぐ頃

・綿はなしべ開(ワタのはなしべひらく)
・天地始粛(てんちはじめてさむし)
・禾乃登(こくものすなわちみのる)

8月は暑さや多量の汗によって体力を消耗して夏の疲れが出やすく胃腸の働きが落ちて
食欲がない
疲れやすい
カラダがだるい
などの症状が出てきます

冷房でカラダを芯から冷やさない対策をしましょう
◆自然素材の腹巻きや靴下、薄いひざ掛けで保温する
◆生姜が入ったものを食べる、または生姜湯を飲む
◆シナモンを紅茶やコーヒーなどに入れて飲む
生姜やシナモンには陽気を巡らせて末端まで温かい血が流れていくよう助けてくれます
◆すねの内側にある三陰交-さんいんこう-というツボをさするのも温かい血を巡らせるのに役立ちます

〈食養生のポイント〉

◆発酵食品を食べましょう
腸活のポイントは腸内細菌の善玉菌を増やすこと
甘い物は悪玉菌の大好物ですから控えて
善玉菌は発酵食品に多く含まれます。キムチ、みそ、納豆、麹を使った食品で胃腸の活動を高めましょう

◆滋養強壮・気を補う作用のある食材を摂る
山芋、ウナギ、にんにく、加熱したしょうが、アボカド、アスパラガス
疲れやだるさを抑えてくれます

◆甘いものを食べ過ぎない
甘い物や炭水化物の食べ過ぎは胃腸を疲れさせてしまいます。
胃腸が疲れると、エネルギーの取り込みが上手くいかず疲労感につながる。ゼロにする必要はないですが一度に食べ過ぎないように
特に、食後に眠くなる人やお腹を下しやすい人は胃腸での栄養処理に負担がかかりやすいので、甘い物と炭水化物は控えめに

◆体内に溜まった熱や余分な水分を取りのぞく効果がある
トウガン、キュウリ、スイカ、トマト、ハト麦
ほてりやむくみを抑えてくれます

〇体調別適した飲食方法
◆冷たいものは控えた方がいい人
お腹が冷えると下しやすい
冷房の中にいると寒くて仕方ない
風邪をひきやすい
夏でも手足が冷えてしまう
ような人は温かい物か常温にしましょう

◆冷たいものを摂ってもいい人
少々冷たいものを食べてもお腹が下らない人は、多すぎなければアイスや冷たい飲み物を摂っても大丈夫。
特に外にいる時間が長い時は暑気が体に入って熱がこもり熱中症の症状が出たりします。そんな時には常温やあたたかいものを摂るよりも、冷たいものを摂る方が冷却作用があります。
運動後、体の火照りや汗が引かないときなどにアイスなどを食べると冷却作用が速やかに働いて熱のこもりを防げます

◆冷たいものは少しにしたほ方がいい人
1日中冷房の効いた部屋の中で過ごす人は、体にさほど熱がこもっていませんし、冷房で冷えています。この状況では常温や温かいものの方が良いです。アイスが食べたいなら1 個まで、冷たい飲み物ならコップ1杯までなど冷飲冷食は適量に留めて

〇8月6日までは夏の土用

立秋の前18日間は夏の土用です。この時期は胃腸を養生しましょう

脂っこいもの、甘いもの、アルコール、食べ過ぎは避けて

生活面では、暑い中での激しい運動は体への負担が大きいので早朝に軽く汗をかく程度の散歩を

夜は暑さで寝苦しく睡眠の質が下がり気味に
夏バテ予防には十分な休養が大切です。エアコンで冷房や除湿をしたり、夜に十分休めない場合には日中に30分程の昼寝で寝不足を補って。睡眠不足は睡眠でしか補えませんから

朝スッキリ起きられて、
行動を起こすことがおっくうにならない日々を過ごせるように

旬の食材に助けてもらい
姿勢を正し腹筋を締めて筋肉を使い
睡眠時間をしっかり取り
冷たいものを控えて胃腸を労わりましょう

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揺らぎやすい女性のカラダは季節にあわせた配慮が必要です

薬が病気を治すのではなく
自分自身の免疫力が戦って病気を防ぐのですから

2025年8月1日 カテゴリー:健康・美容

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