【養生】10月は肌の乾燥を防ぎ、月半ばから腹八分目に
●10月8日「寒露-かんろ-」 朝晩の冷え込みが強くなる頃 ・鴻雁来(こうがんきたる) ・菊花開(きくのはなひらく) ・蟋蟀在戸(キリギリス…
健康・美容何となくだるい
疲れが抜けない
肌荒れが治らない
生理痛があって憂鬱・・・
病院で検査を受けると「異常はない」と診断されてしまう不調も、実は【冷え】から来るものも多くみられます。
今回は「たかが冷え」と侮れない、カラダの冷えについて見てまいりましょう。
ー《自律神経と冷え》ー
私たちの体には、健康を維持しようとするシステムが生まれつき備わっています。
そのシステムは、生命活動を調節する「自律神経系」、ホルモン分泌を司る「内分泌系」、自己と非自己を区別して非自己からカラダを守る「免疫系」の3つの柱で支えられています。
この3つは、いずれも脳の視床下部というところでコントロールされています。
そのうち「自律神経系」は、呼吸や心拍、体温調節、消化など、私たちが意識しなくても勝手に働く生命活動の調整を行ってくれるシステムです。
たとえば、外気温が上がったら発汗したり血管を拡張させて放熱し、外気温が下がったら震えて熱を産生したり鳥肌を立てて放熱を防ぐ、というように、体温が一定に保たれるよう調整したりしています。
この自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があります。「交感神経」は活動や興奮を司り、「副交感神経」はリラックスや修復を司っています。この2つの神経は、相反する作用をもち、シーソーのようにバランスをとりながら、体内を一定の状態を保つように調整しています。
自律神経がバランスよく機能している場合なら、気温に応じて全身の体温調節がうまく行えるのですが、自律神経のバランスが崩れてしまうと、寒さや暑さに応じて血管を収縮させたり拡張させたりするコントロールが、うまく行えなくなってしまいます。血液には体の細胞に必要な栄養素や酸素、老廃物などを運搬したり、産生された体熱(エネルギー)を全身に運んだり、体を温めたりする役割があります。ですから、自律神経の乱れによって体のすみずみまで温かい血液が届きにくくなると、手先や足の冷えが起こりやすくなってしまいます。
自律神経のバランスを崩す原因には、暑さや寒さなどの環境的原因をはじめ、栄養失調や睡眠不足、出産・閉経などのホルモン分泌の変化などさまざまなものがありますが、最大の原因は【ストレス】と言われています。ストレスを感じると、交感神経が緊張して血管が収縮し、血行が悪くなりますし、代謝がおちて熱の生産が減り、冷えやすくなります。
ー《冷えによって起こる症状》ー
さて、冷えが起こると具体的にどんなことがおこるのでしょうか?
私たちの体の中では、酵素によって様々な化学反応が行われています。酵素の働きは温度に依存しており、高すぎると壊れてしまいますし、低すぎるとうまく働きません。酵素が働くちょうどいい温度が、人間の体表面の温度にすると37℃なのです。
つまり体温が下がると、代謝や免疫に関わる酵素の働きが鈍くなり、生命活動そのものが低迷し、外部からの病原体の侵入にも弱くなります。
体温が1度下がると基礎代謝が約12%低下し、免疫は約40%も低下するとも言われています。
「冷え性は万病のもと」とよくいわれますが、冷えからくる体調不良には、次のようなものがあげられます。
・頭痛
・肩こり
・胃腸の不調
・食欲不振
・便秘や下痢
・肌荒れ
・疲れが取れない
・疲れやすい
・生理不順・生理痛
・更年期の不調
・不眠
・むくみ
・太りやすい・痩せにくい
・アレルギー症状
・生活習慣病やガン
・・・etc
「冷え性なのは体質だから」と諦めないでください。
生まれつき冷え性の赤ちゃんなどいません。
何を食べ、どのように生活してきたか、その習慣が冷えを生んでいるのです。
冷えの原因を作っている習慣を見直すことで、改善して行くことができます。
りんどうでは、女性の不調の原因となりやすい「冷え」にも着目しております。
おひとりおひとりの生活を丁寧にカウンセリングすることで、温かく巡りのよい体作りをサポートいたします。
ご予約はこちらから承っております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
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