【養生】6月は冷たい飲み物を控え、腹筋を締めながら過ごそう

●6月5日「芒種-ぼうしゅ-」
穀物の種を蒔く時時期

・蟷螂生(カマキリしょうず)
・腐草為蛍(くされたるクサホタルとなる)
・梅子黄(ウメのみきばむ)

●6月21日「夏至-げし-」
昼の時間が一番長くなる日

・乃東枯(なつかれくさかるる)
・菖蒲華(アヤメはなさく)
・半夏生(ハンゲしょうず)

6月は大気の湿度が増し、髪のクセが強く出たり、洗濯物がいつまでも乾かず困ることがあります。

湿気は体内の水の代謝を滞らせリンパの流れなどを妨げ、だるさやむくみ、頭痛、気分の落ち込みや腹痛、軟便、下痢といった胃腸への影響も出やすくなります。

胃腸の不調はからだ全体へ波及していきます。

胃腸というのは巨大な筋肉組織です。
筋肉は血流を促す動力なので、胃腸の動きが悪くなると血流も悪くなってきます。
すると、血流を調節している自律神経に負担がかかる。
自律神経は頑張って血流を安定させようとしますが、頑張り過ぎて体に過剰な緊張や興奮が起こりやい状態に。

梅雨時の気圧や気温の急激な変化は自律神経を乱します。
外気と体内の両方の乱れで自律神経の不安定さは強くなり、血流は乱れて、これがずっと続いてしまうのです。

自律神経の乱れをだらだら続けないように、胃腸を守りましょう!

そのための養生とは
◆珈琲や緑茶といった嗜好品、冷たいものや果物は避け、ぬるい水をちびちびと飲む

◆体内の細胞は寝ている間に修復されます。夜中の12時には熟睡しているように、遅くとも11時には布団に入りましょう

◆人は寝ている時に体を冷やすと内臓まで冷え込んでしまいます。特にふとももからスネまでを冷やさないようにパジャマは長ズボンを選んで

◆正しい座り方、立ち方、歩き方で腹筋を締めながら過ごす。デスクワークの人は同じ姿勢をずっと続けないように1時間に1回は立って動きましょう

◆胃腸の働きを助けるツボ「足三里-あしさんり-」を押す
膝のお皿の下、 外側のくぼみから約5cm下をスネの骨に添うようにグッと押しましょう
反対側の踵でグリグリしてもOK

〈食養生のポイント〉

湿度は「脾(消化管)」にダメージを与えます。
脾が弱ると消化吸収の力が落ちて食欲不振や胃痛、消化不良などを起こしやすくなります。

冷たい物の取り過ぎや、必要以上の水分の取り過ぎもむくみやだるさ、胃腸障害の原因になります。

この季節の食養生のポイントは
生ものは控えて
冷たい飲み物や
糖+脂のいわゆるグルメ食品は避けることが大切です。

カラダへの配慮を怠ると、
ストレスが溜まってイライラする
過食傾向になって甘いものをたくさん食べる
過剰な糖+脂を吸収しきらず胃がもたれる
便秘や口内炎などの症状につながる
カロリーばかりで本物の栄養が摂れていないので「気血」が造られずエネルギー不足になるので
いつも疲れを感じている
という状態になるかもしれません。

元々、胃が弱い方は消化のよいもの、温かいものを選ぶようにしましょう。ショウガや少量の唐辛子など香辛料を一緒に取るとよいです。
ニンニクやタマネギ、ネギ、ニラなどには殺菌作用があるので、食中毒予防のためにもおすすめです。

◆体の熱を冷まし、むくみを取る∶キュウリ、はとむぎ、玄米、とうもろこし、セロリ、ハマグリ、豆腐

◆臓腑の働きの気を補い消化を助ける∶米・ハト麦・鶏肉・鱈・山芋・南瓜・いんげん・そら豆・椎茸

◆血を補い、体内の正常な水分を補う∶ほうれん草・にんじん・落花生・いか・アスパラガス・いちご・卵

◆気を巡らせる∶玉ねぎ・らっきょう・かんきつ類・ジャスミン・グリンピース

朝スッキリ起きられて、
行動を起こすことがおっくうにならない日々を過ごせるように

旬の食材に助けてもらい
姿勢を正し腹筋を締めて筋肉を使い
睡眠時間をしっかり取り
冷たいものを控えて胃腸を労わりましょう

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必須アミノ酸が回復を手助けしてくれます。

揺らぎやすい女性のカラダは季節にあわせた配慮が必要です。

薬が病気を治すのではなく
自分自身の免疫力が戦って病気を防ぐのですから

2024年6月1日 カテゴリー:健康・美容

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