【食の基本④】農法に注意する

食品添加物の場合は、裏の表示を見れば、
100%とは行かなくとも、随分と避けられますが、
残留農薬についてはどうでしょうか?

実は日本は、耕地の単位面積あたりの農薬使用量が
世界トップ3に入るほど、農薬が使用されている、
というデータもあります。

なぜそんなに多いのか、というと、
日本は高温多湿で、害虫や病気が発生しやすく、
農家が狭い農地に密集しているため、
一カ所で発生するとほかにもうつってしまいやすい、
という環境的な因子が絡んでいるでしょう。

また、【キレイな野菜】を好むという、日本人の消費者傾向も、
影響していると思われます。

残留農薬はたいして問題ない、という意見もありますが、
果たして本当にそうでしょうか?

入ってきた化学物質が、腎臓と肝臓に負担をかけと同時に、
解毒のためのビタミン・ミネラルを、大量に消費してしまいます。
ビタミン・ミネラルは、カラダのエネルギー源を産み出すための
大事な要素です。
ビタミン・ミネラルの欠乏は、様々な不調を招く原因となることがあります。

これは、NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
JEPAの作成した、残留農薬の基準値を示した表です。

これを見て頂くと一目瞭然ですが、
放射性物質の基準値と同じく、
日本の基準値はとても高いことが分かると思います。

このアセタミプリドとは、ネオニコチノイド系の農薬です。
とても浸透力がよく、残念ながら洗っても落ちません。
この農薬の影響で、花粉を運び受粉を手伝う蜂達が、ものすごい勢いで減っていることが問題となっています。
2013年、EUはネオニコチノイド規制を開始しましたが、今では、子どもの発達や記憶・学習への影響など、新たなリスクが次々と分かってきました。
世界各国で、使用禁止の国や州が増えつつあります。

にもかかわらず・・・
日本では、逆に規制緩和が行われ、基準値も高くなっているのです。
「政府が許可をしているから大丈夫」と本当に言えるでしょうか?

とはいえ、毎度毎度無農薬のものを買えない、という問題もあります。
慣行農法のものを食べる時は、なるべく農薬を排除するために、
塩揉み、茹で溢し、酢にさらす、流水で洗う、外側を厚めに剥くなど、
下ごしらえを丁寧に行いましょう。

また、旬のお野菜は、農薬も少なくて済みますので、
旬に気をつけて選ぶことも大事なポイントです。

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2017年8月25日 カテゴリー:健康・美容

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